進学塾アルファ狭山校 お金の不思議
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お金の不思議

昨日の公民の授業で「お金にはなぜ価値があるのか」という話をしましたので、ご紹介したいと思います。消費税の増税についての説明をしていた際に「お金をたくさん作れば消費税を上げなくても済むのでは?」という意見が出て、うれしいことにすぐに「お金を作りすぎたら、お金の価値が暴落して第一次世界大戦後のドイツのようになる」という意見が出てきました。歴史の授業で説明したことを覚えてくれていたようで嬉しい限りでした。


さて、まずそもそも「お金自体には利用価値が無い」というのが重要なポイントです。お金は食べられないし、着ることもできません。それを示すエピソードとして「ロビンソンクルーソー」の話をしました。「ロビンソンクルーソー」は乗っていた船が難破して無人島に一人で漂着してしまった人のお話です。その本の中で、主人公が無人島の近くにあった船から無人島で使えそうなものを持って帰って来る際に、お金だけは何の使い道もないと言って嘆く(なげく)シーンがあるという話です。この話から分かるのは、お金というのは他の人との関係の中で利用価値を持つものだということです。

ドイツインフレ


1万円が価値を持つのは、みんなが1万円に価値があると信じていて、1万円を渡すことで様々な物やサービスと交換できるからです。そして、そのように信じてもらえるのは、これまでの積み重ねによる信用と、発行している日本銀行、そしてさらには日本という国への信用があるからです。また、1万円札の流通量が適切で、適度な希少性があるという点も重要です。「ヘリコプターマネー」という名前の政策がありますが(注:もちろんこの政策は本当にお金をばらまく訳ではありません)、もし空から大量にヘリコプターで1万円札をばらまき続けたら、いつかはお金が多く出回りすぎとなって価値が下がってしまうでしょう。そのようにお金が出回りすぎて価値が低下してしまうことをインフレーション(インフレ)と言いますが、最初でも触れたように歴史上何度もインフレの例はあります。第一次世界大戦後のドイツでは上の写真のように、お札をブロックにして遊べるほどまでお金の価値が暴落してしまいました。また、実は今年ベネズエラではトマト1個が約500万ボリバルという、トマトを買うのに下の写真のような札束が必要になるほどのインフレが発生しています。インフレは決して歴史上だけのものではなく、現在もあるのです。

ベネズエラインフレ



現在の日本では、管理通貨制度という仕組みで日本銀行がお金の出回る量を調節することでお金の価値をコントロールしています。ちなみに、以前は日本銀行が公定歩合(こうていぶあい)と呼ばれる金利を使ってお金の流通量を調整していましたが、現在は公定歩合は無くなって、「オペレーション」という方法で国債などを売買することで日本銀行がお金の量を調節しています。もちろん「お金が全て」という訳ではありませんが、お金が大切なのも事実ですから、お金についてしっかり理解してもらえるように教えていきたいと思います!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


natume.jpg

さて、本日はお札にちなんだクイズです。「坊っちゃん」などの作品で知られる、かつて1000円札に肖像画が使われていた、上の写真の明治時代の作家はだれでしょう?


解答を表示する

答えは、「夏目漱石(なつめそうせき)」でした。クイズに挑戦して頂いてありがとうございました!




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