進学塾アルファ狭山校 糊(のり)は世につれ
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糊(のり)は世につれ

中3の社会の授業で、日中戦争について扱った際に、物資の不足と国家総動員法について説明しました。その際に、ヤマト糊(のり)の話をしたのでご紹介します。

ヤマト糊

ヤマト糊は今から120年前の1899年(明治32年)に開発されました。米のデンプンに防腐剤を加え、さらに香料を加えた「腐らず、良い香りの糊」が画期的だったので非常によく売れたのだそうです。ヤマト糊の「ヤマト」というのは「商売が大当たりしますように」という願いを込め、製品の蓋に“矢が的に当たる”当たり矢マークを刻印したことからヤマト(矢的)糊と名付けられたのだそうですが、名前に込められた願いの通りの大ヒットとなったという訳です。


しかし、日中戦争がはじまり、物資が不足すると食料となる全てのでんぷん原料が国の統制下に置かれ、糊の原料として使えなくなりました。そこで、ヒガンバナやダリヤの球根のデンプンを使って糊を作る新製法を開発して発売を続けたのだそうです。そして、戦争と糊と言えば「和紙で作った巨大な風船の下に爆弾をぶら下げ、偏西風にのせてアメリカを攻撃する」という日本軍の兵器「風船爆弾」ではこんにゃくからつくられた「こんにゃく糊」が使用されていたため、作成作業を担当した女学生たちは、かぶれなどに苦しみながら必死に作り続けたという話も思い出されます。


さて、時代は移り変わった現在でも、子どもたちにとって、手を使った工作の重要性は変わらないようで、現在でも多くの幼稚園や保育園でヤマト糊が使われているようです。その原料はというと、小麦アレルギーなどを考慮して、現在のヤマト糊は、万が一子どもたちの口に入った場合にも安全な「タピオカ」が主原料となっているのだそうです。若い女性を中心に大人気のタピオカが実はヤマト糊の原材料となっているというのもとても興味深い話です。ヤマト糊のもう一つの主力商品である液体のりの「アラビックヤマト」の方は、白血病研究の培養液に使用されて今年の5月にニュースになっていました。これからも世の中の移り変わりに合わせてきっと新たな糊の物語が誕生することでしょう。お読みいただきありがとうございました。


本日はタピオカに関するクイズです。タピオカの原料となるのは次のうちどれでしょう?

ア ヤムイモ  イ キャッサバ  ウ タロイモ


▼解答を表示する




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No title

ヤマト(矢的)糊の由来は初めて知りました。
タピオカにもびっくり、アラビックヤマトが
白血病研究の培養液に使用されていたのもびっくりです!!

係長さま

コメントをありがとうございます。「タピオカを飲むとき意識してしまいそうで、ヤマト糊の原材料がタピオカだというのを知りたくなかった。」と言われてしまう場合がありますので、この知識を披露する際にはご注意下さい。(笑)
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