
夏は枝豆


いつもお世話になっている八百屋さんで、枝付きの枝豆が売っていたので思わず買ってしまいました。早速茹でて食べましたが、甘みがあって最高においしい枝豆でした。中学校二年生の古文で扱う清少納言の「枕草子」では「春はあけぼの」で始まる有名な第一段で季節ごとに趣があるものを挙げていますが、私の場合は「夏は枝豆にビール」です。(笑)大学に進学するために北海道から上京してきて以来、夏に帰省するといつも実家の両親が庭で育ててくれている枝豆を収穫して採れたてを茹でて食べているので、枝豆を食べると本当に幸せな気持ちになります。好きな食べ物というのは、思い出を食べているという側面もあるのかもしれません。

枝豆というのは「大豆を未成熟のうちに収穫して食べるもの」のことで、「枝豆」という種類の豆がある訳ではありません。ただ、大豆の中でも枝豆として食べるのに適した品種というのはあるそうです。今回私がいただいた枝豆の写真を上に載せてみましたが、江戸時代にはこのように枝についた状態のまま茹でたものを「枝付き豆」などという名前で売っていたそうで、それが「枝豆」という名前の由来だそうです。ちなみに、現在でも枝付きで売っているのは意味があって、枝豆は収穫された後も生きて呼吸をしているので時間が経つほど呼吸で糖分が使われてしまい味が落ちるのですが、枝がついている方が葉や茎にある水分や養分を利用できるため味や鮮度が落ちにくいのだそうです。しかも今回私が買ってきた枝豆は地元埼玉県産でしたので、その辺も甘くおいしかった要因かと思います。鮮度が重要ということもあってか枝豆の生産量は2016年までは10年以上連続で千葉県が全国1位で、埼玉はベスト3の常連と、東京に近い県が上位に多い典型的な近郊農業の作物となっています。(ちなみに2018年は群馬県が全国1位となっています。)
さて、ビールに枝豆というのは定番の組み合わせですが、この組み合わせは実に理にかなっているそうで、枝豆に含まれるアミノ酸の一種「メチオニン」は肝臓の働きを助けてアルコールの分解を促してくれるのだそうです。という口実で自分を正当化しつつ、今日も美味しい枝豆とビールを楽しみに頑張って働きたいと思います。(笑)
山形県鶴岡市周辺で収穫される「だだちゃ豆」という枝豆がありますが、この「だだちゃ」とはどのような意味でしょう?
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