進学塾アルファ狭山校 理科
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月着陸から50年

アポロ11号による月着陸が成功した1969年7月20日から50年となります。特集などが組まれているので、ご覧になった方も多いかもしれません。多くのエピソードがありますが、私が興味深く思うのは、初の月周回に成功したアポロ8号からたった半年で月着陸に成功していることです。今では考えられないようなこのスピードはソ連と競っていたことが原因です。当時は冷戦の最中で、初の有人宇宙飛行でソ連のガガーリンに先を越されたこともあって、月探査に関してはアメリカが国家の威信をかけていたからこその異常なペースだと言えます。ちなみに、アポロ8号の月周回も、当初の計画からかなり強引に前倒しされたものだそうです。

地球の出

そして、そのアポロ8号の月周回飛行の際に撮られたのが上の有名な「地球の出」と呼ばれる写真です。本来は、月の写真を撮るのがメインだったはずなのですが、あまりの光景に思わず地球を撮ってしまったのが、この歴史的な写真となったのですから面白いものです。この写真が、「人類」という意識や「地球環境」というものへの意識などに与えた影響は非常に大きなものがあると言われていますが、そうした写真が本来は撮る予定のないものだったというのが興味深いですね。


アポロ11号の飛行では3人の宇宙飛行士が活躍しています。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」というセリフが有名なニール・アームストロング船長、そしてディズニーのトイストーリーのバズ・ライトイヤーの名前の由来になったことでも知られるバズ・オルドリン飛行士の二人が月面に着陸しました。実はその間、もう一人のマイケル・コリンズ飛行士は一人で司令船に残り、月の上空を周回飛行しながら待機していました。このコリンズ飛行士の言葉が興味深いので、ご紹介したいと思います。「月の裏側にいるときは格別な感情を味わった。私はほんとうに1人だ。私は今1人、まったくの1人だ。月の向こう側には30億人プラス2人、こちら側には1人プラスそれ以外の人数」 という言葉です。それ以外の人数というのは、地球外の生命体ということなのでしょうが、そうした存在を体感させられるような究極の孤独感を感じられるような特殊な体験だということだと思います。それにしても50年前は全世界の人口が30億人だったことにも改めて驚きます。


さて、アポロ計画に思うことが二つあります。一つ目は競争というものの持つ魔力です。最初に触れたように、アポロ計画の進み具合というのは、異常なものがあります。とにかくソ連という強力なライバルが存在したことが大きいと言われています。そして、アポロ計画から数十年間、月の有人探査は費用面などから行われませんでしたが、そこにはソ連というライバルが消えてしまったことも影響しているように思います。最近になって「アルテミス計画」という月探査計画が本格的に始動したのは、中国が宇宙開発においてもアメリカのライバルとして存在感を増してきたのが大きいのもあるように思われるのもライバルの存在のもつ力の証拠なのではないでしょうか?生徒たちに指導していても、うまくライバルをつくることで大きく飛躍する例を何度もみているだけに余計にそのように思います。


二つ目は、目標の難易度設定の重要性です。アポロ計画ではケネディ大統領が有名な演説で「1960年代のうちに月に人間を送り込む」という目標を設定しました。結果的にその目標は達成されましたが、正直言ってかなり大変な、ギリギリの目標だったように思います。実際ケネディ自身が「not because they are easy, but because they are hard(それらの目標が簡単だからではなく、難しいからこそ目指すことに決めた)」と演説しています。頑張れば到達できるギリギリの目標というのが大きな成果につながるということなのだと思います。生徒たちにもそうした上手な目標を設定して大きな成果をあげてもらえる夏期講習にしたいと思っています。お読みいただきありがとうございました。


アポロ

上の写真のアポロ宇宙船の司令船の形をヒントにしたお菓子が明治の「アポロ」ですが、そのアポロを作るのと同じ機械を使って作れるようにということで開発されたお菓子は何でしょう?



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蘇鉄

ソテツ


蘇鉄と書いて「ソテツ」と読みます。先日の理科の授業で、裸子植物(らししょくぶつ)について触れた際にソテツが登場しました。裸子植物というのは、種子(しゅし、いわゆる種)を作る植物のうち、胚珠(はいしゅ)という種のもとになる部分がむき出しになっているものを言います。中学生の理科では「マイソース」などと言って覚えたりもする「マツ、イチョウ、ソテツ、スギ」などが裸子植物として登場しますが、マツ、イチョウ、スギに比べて「ソテツ」は圧倒的に知名度が低いので、生徒たちも「ソテツって?」となることが多くなってしまいます。今回も、ソテツだけ見たことがないと言われてしまいましたので、次回写真を見せようと思っていたところ、たまたまソテツを見かけたので思わず撮ったのが上の写真です。


見た目のイメージ通り、温暖な地域の植物で、自然に成長する自生の限界は鹿児島県といわれていますが、冬季に防寒対策をすることで、本州でも栽培は可能で、記念樹などとして駅や役所、学校などに植えられることも多く、なぜかロータリーに植えられているイメージがあります。(笑)今回は、せっかくなので「ソテツ」を覚えてもらうためにあえて「蘇鉄」という漢字を書いて「枯れかかった時に鉄釘を打ち込むと蘇るという言い伝えからこの名前になったという話」と「以前に私が実際に釘が打ち込まれた蘇鉄を見た話」をしておきました。効果があると良いのですが。(笑)

蘇鉄の実
ソテツの実

さて、このソテツに関して紹介した際に触れておきたいと思って紹介したのが「ソテツ地獄」という言葉です。ソテツの実や幹からはデンプンを取り出すことができて、鹿児島県の奄美群島や沖縄県では食用とされてきた伝統があるのだそうですが、ソテツは有毒なので、水にさらすなどの処理を時間をかけてしっかりとやらないと食中毒の危険性があります。そして、昭和の恐慌の際などに、食糧の不足から沖縄地方でソテツ中毒によって死者が出るほどの状況になってしまったことを「ソテツ地獄」といいます。サトウキビのモノカルチャー状態なども原因となっての人災としての側面も強い悲劇ですので、風化させずに知ってはおいてほしいと思って紹介しました。みんな真剣に聞いてくれていたのがありがたかったです。お読みいただきありがとうございました。



本日はソテツに関するクイズです。大阪府堺市(さかいし)の妙国寺(みょうこくじ)というお寺にある通称「妙国寺のソテツ」は、ある人物が安土城(あづちじょう)に持ち帰って移植させた際に、毎夜「堺に帰りたい」と泣いたので、怒ったその人物が刀で斬りつけたところ、蘇鉄から鮮血が噴き出したため気味が悪くなり、堺へ返されたという伝説があります。さて、その人物とはだれでしょう?


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傘とプラスチック

昨日の記事で、外に洗濯物を干せて嬉しかったという話をしました。今日も何とか外には干せたのですが、昼前に軽くパラパラきたので、急いで洗濯物を室内に入れました。普段なら、ちょっと気分が悪くなるところなのですが、今日は昨日書いていた内容もあって、自然に受け止めることができました。これもブログの効用かもしれません。(笑)良い気分でいられた理由のもう一つは、昨日の夜に中一の生徒が、テストが終わって間もないにも関わらず、漢検のために自習に来てラストの10時半まで頑張っていってくれたおかげもあります。ありがとう!


さて、まだ少し梅雨が続くようですので、今日は傘の話をしたいと思います。先日のテストでの中一の理科で、プラスチックがテスト範囲となっていました。プラスチックというのは、要は「石油を材料として人間が作り出した合成樹脂(ごうせいじゅし)」のことです。プラスチックには、大きく分けて熱可塑性(ねつかそせい)樹脂と熱硬化性(ねつこうかせい)樹脂という2つの種類があります。熱可塑性樹脂は、熱を加えると溶けて柔らかくなり、型に入れて冷やすと固まって製品になり、もう一度熱を加えると、再び溶けて柔らかくなるという性質を持っているプラスチックで、例としてはペットボトルなどで使われるPET(ポリエチレンテレフタラート)などがあり、熱硬化性樹脂は、熱を加えると熱可塑性樹脂と同じように溶けて型に流れ込みますが、さらに加熱すると今度は硬くなり、いったん硬化した後では、基本的には熱を加えても再び柔らかくならない性質を持っているプラスチックで、例としては台所のスポンジなどに使われているポリウレタンがあります。この部分の説明をうまくやらないと一気に拒絶反応の嵐となってしまうので、私の場合はチーズと似ているのが熱可塑性樹脂で、卵のように一度固まるともう元に戻せないのが熱硬化性樹脂という言い方をしています。(笑)


プラスチックには、それぞれ様々な性質があるので、それをうまく利用して製品となっています。例えば、PETは透明で圧力に強いという性質があるので、ペットボトルに使われます。PE(ポリエチレン)は、油や薬品に強いという性質があるので、シャンプーなどの容器に使われます。このようにプラスチックは非常に身近な存在なので、プラスチックの学習はとても面白いのですが、名前が紛らわしいので、暗記の側面を強く出すと、嫌いになってしまう生徒が続出します。出来れば急がば回れで、少し時間がかかっても身の回りのプラスチック製品を調べながら、親しんでいってもらいたいという単元です。

APO.jpgAPO傘

プラスチックの話が長くなってしまったので、傘の話に戻ります。一般的にビニール傘と呼ばれる傘の話です。ビニールとは、本来は、ポリ塩化ビニルのことです。しかし一般的に、ビニール袋のような柔らかく薄く透明性のあるプラスチック素材のこともビニールと言うことが多く、やわらかい透明、半透明なプラスチックを使用した傘を通称ビニール傘と言っています。以前よく上の写真のように柄の部分に「APO」と書いてある傘が出回っていました。生徒たちは通称「アポがさ」などと呼んでいました。(笑)正式には「エイピーオー傘」というようで、APOというのは、「非晶質ポリオレフィン」(Amorphous Polyolefin)というプラスチックの一種の名前なのだそうです。APOという素材の特徴は燃やしたのときに有毒ガスが発生しにくいことだそうです。ただし、そうはいってもビニール傘を使い捨て的に使うのは、環境への負荷が大きくなってしまいますので注意したいです。ちなみに、APO傘はセブンイレブンで販売されていたのですが、デザインが変更されたため、現在では柄の部分からAPOの文字が無くなってしまいました。ですから、最近は、生徒たちにAPO傘と言っても通じないことが多くなってしまいました。(笑)お読みいただきありがとうございました。


本日はプラスチックに関するクイズです。ポリウレタンなどの「ポリ」という言葉のもともとの意味はなんでしょう?


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今日は夏至ですが。。。

今日は夏至(げし)ですが、残念ながら雨になってしまいました。狭山市では、昨日と今日で部活動の市内大会が行われているので、そういった意味でもあいにくの雨となってしまい残念です。


さて、夏至というのは地上から見て太陽がもっとも高い位置となる夏至点(げしてん)を通ることをいうそうで、その瞬間を含む日が夏至の日ということになるのだそうです。ちなみに、国立天文台の発表によると今年は本日6月22日の午前0時54分に太陽が夏至点を通過したので、今日が夏至の日と言うことになります。来年の夏至までは約365.24日かかり、来年は2020年で4で割り切れるうるう年ということで、2月が29日までありますので、来年の夏至は6月21日になるそうです。


昼の時間が一年で最も長くなり、地上から見た太陽の角度も最も高くなることから、夏至の日には太陽から届く熱のエネルギーは最大になりますが、海などがあたためられるまでに時間がかかることから、日本では7月、8月になって気温が上昇していくことになります。ですから、日本人にとっては夏至というのは何となく名前と実際の気温のイメージにズレがあることもあってか、冬至の際のカボチャやゆず湯のような風習などの存在感がうすい感があります。しかし、ヨーロッパの特に北部では夏が短いこともあって、夏至を祝う夏至祭が行われる地域も多いようです。北極に近い北欧などでは一日中太陽が出ている白夜(びゃくや)ということもあって、ダンスをしたり、ごちそうを食べたりして祝うようです。



ストーンヘンジストーンヘンジ

さて、そうした天文上の出来事に由来する夏至ですが、紀元前2500年から紀元前2000年に作られたと言われるイギリスの巨石群「ストーンヘンジ」は、なんと夏至の日に中心の石と主な石の一直線上から日が昇るなど、明らかに夏至を意識していたと思われる配置がされているそうで、毎年夏至の日にはお祭りが行われ多くの人が集まるそうです。日本でも三重県の伊勢市の二見浦(ふたみがうら)にある有名な夫婦岩(めおといわ)では、夏至の日に夫婦岩の間から日が昇るので、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の夏至祭が行われます。太陽の動きというのはやはりどこの国の人々にとっても大きな関心事だったということでしょう。夏至の日に太陽の動きや天文のことを少し考えたり、知ってみたりするのもよいかと思いご紹介してみました。お読みいただきありがとうございました!


本日は夏至に関するクイズです。夏至の日の昼の長さは緯度によって異なりますが、札幌と東京ではどちらの方が昼が長いでしょう?




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カルキ

昨日の小学校5年生の授業で、理科の「メダカ」の授業の話になり、水道水のカルキについて説明したので、ご紹介します。

メダカメダカ

「カルキ」というのは、オランダ語やドイツ語で石灰を意味する言葉に由来し、よく言われる「カルキ臭」は水道水に殺菌のために入れられている塩素の化合物に由来する塩素の臭いを指すことが多いようです。なぜ塩素なのに石灰を意味する「カルキ」という言葉が使われるかというと、塩素消毒に良く使われプールの消毒などでおなじみの次亜塩素酸(じあえんそさん)カルシウム、いわゆる「さらし粉(こ)」を「塩化石灰(クロールカルキ)」と呼ぶことに由来するようです。塩素が強い酸化力を持つことで殺菌作用をもつことと、他の殺菌方法に比べて効果が長く続くことから蛇口から出たときに水道水の中に一定の塩素が残るような塩素殺菌を行うことが水道法に基づいて義務付けられています。



さて、水道水中の塩素は人体には害のない濃度とされていますが、メダカなどの小さな魚には大きなダメージを与える恐れがあることから、メダカの水槽に使う水は「カルキ抜き」をします。昨日もこのカルキ抜きの話から塩素の消毒の話になりました。水道水を汲み置きして、ある程度の時間(屋外なら6時間くらい、屋内なら24時間くらい)日光に当てることで、紫外線の働きで塩素を減らすのが一番よく知られているカルキ抜きの方法かと思います。(ちなみに小学校の理科の授業でもこの方法が紹介されているようです。)他には市販の「カルキ抜き」と呼ばれる中和剤を使うという方法もあります。多くの中和剤には「チオ硫酸ナトリウム」という物質が含まれていて、これが塩素と中和反応を起こして魚にとって無害な物質に変えるそうです。ところで、昨日は身近なテーマであるメダカや水道水の話から化学に少し興味持ってもらえたようでした。学年が進んで理科への苦手意識が強くなってしまってからだと同じような話をしてもなかなか食いついてもらえないこともあるので、小学生のうちにうまく興味をもってもらうのも良い方法かと思います。




メダカのオス

本日はメダカに関するクイズです。上の様に背びれに切れ込みがあるのは、メダカのオス・メスどちらでしょう?


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