中島みゆきさんに感謝
先日の社会の授業で経線と緯線が出てきた時に、ある生徒が「偉線」と書いてしまう場面がありました。そこで、緯線の「緯」というのが、織物の「横糸」を意味する漢字で、経線の「経」は「たて糸」を意味する漢字だという説明をしました。この説明をすると、緯線や経線が「糸へん」だという言うことが覚えやすくなります。以前は、たて糸や横糸といってもなかなかピンときてもらえなかったのですが、中島みゆきさんの「糸」の「縦の糸はあなた 横の糸は私」というフレーズが非常にメジャーになったおかげで同じ説明をしたときの食いつきが一気によくなりました。中島みゆきさんに感謝です。(笑)
さて、漢字の意味・成り立ちを知れば間違えにくくなる例は他にもあります。先日国語の授業で触れた例では、「年俸(ねんぽう)」という漢字です。最初の時点では、半数近くの生徒が年「棒」と書いてしまいます。大人でも「年棒」と書いたり「ねんぼう」と言ってしまう人がいるほどです。「俸」という字は、「人」と「奉」で出来ていて、人が神様に何かをささげたり、逆に押し頂きながら受け取る様子を表すそうです。そこから主に公務を行う人が受け取る給料を指すようになったそうで、江戸時代などの武士が受け取る「俸禄(ほうろく)」がその典型です。現在では「年俸」というと、主にプロスポーツ選手などの成績に応じた年単位の報酬を指すイメージが強くなっています。つい先日もサッカーの久保建英(くぼたけふさ)選手が18歳にして推定年俸2億円以上でスペインのレアルマドリードに移籍するというニュースがありました。
他には「倹約」の「倹」という字についても先日説明しました。「倹」は人が「つつましく」する様子、つまりは人が物を大事にしている様子を表すので「にんべん」です。一番多い間違いは「検約」ですが、「検」では「木の札」今でいう「書類」を使って確かめるという意味になってしまうので、倹約の意味とうまくつながりません。漢字や、そのパーツにそれぞれ意味があるので、それを意識すると楽しく効率的に覚えられる場合がありますので、これからもそうした場面をうまくつくっていきたいと思います。お読みいただきありがとうございました。
本日は経線に関するクイズです。0度の経線である「本初子午線(ほんしょしごせん)」が通っている、イギリスの首都といえば何という都市でしょう?
進学塾アルファ狭山校のホームページへはこちらからどうぞ。
関連記事「漢字の楽な覚え方」へはこちらからどうぞ。
↓リンク先にも、参考になるブログサイトがたくさんありますので、お時間がありましたら
クリックしていただけると嬉しいです。また、勉強に関する質問、お悩み相談のコメントも大歓迎です!
にほんブログ村
さて、漢字の意味・成り立ちを知れば間違えにくくなる例は他にもあります。先日国語の授業で触れた例では、「年俸(ねんぽう)」という漢字です。最初の時点では、半数近くの生徒が年「棒」と書いてしまいます。大人でも「年棒」と書いたり「ねんぼう」と言ってしまう人がいるほどです。「俸」という字は、「人」と「奉」で出来ていて、人が神様に何かをささげたり、逆に押し頂きながら受け取る様子を表すそうです。そこから主に公務を行う人が受け取る給料を指すようになったそうで、江戸時代などの武士が受け取る「俸禄(ほうろく)」がその典型です。現在では「年俸」というと、主にプロスポーツ選手などの成績に応じた年単位の報酬を指すイメージが強くなっています。つい先日もサッカーの久保建英(くぼたけふさ)選手が18歳にして推定年俸2億円以上でスペインのレアルマドリードに移籍するというニュースがありました。
他には「倹約」の「倹」という字についても先日説明しました。「倹」は人が「つつましく」する様子、つまりは人が物を大事にしている様子を表すので「にんべん」です。一番多い間違いは「検約」ですが、「検」では「木の札」今でいう「書類」を使って確かめるという意味になってしまうので、倹約の意味とうまくつながりません。漢字や、そのパーツにそれぞれ意味があるので、それを意識すると楽しく効率的に覚えられる場合がありますので、これからもそうした場面をうまくつくっていきたいと思います。お読みいただきありがとうございました。
本日は経線に関するクイズです。0度の経線である「本初子午線(ほんしょしごせん)」が通っている、イギリスの首都といえば何という都市でしょう?
進学塾アルファ狭山校のホームページへはこちらからどうぞ。
関連記事「漢字の楽な覚え方」へはこちらからどうぞ。
↓リンク先にも、参考になるブログサイトがたくさんありますので、お時間がありましたら
クリックしていただけると嬉しいです。また、勉強に関する質問、お悩み相談のコメントも大歓迎です!
にほんブログ村
- 関連記事