進学塾アルファ 狭山校 アメリカ中間選挙~ねじれ
FC2ブログ

アメリカ中間選挙~ねじれ

アメリカで中間選挙が行われ、上院(じょういん)はトランプ大統領の与党である共和党が過半数となったものの、下院(かいん)では民主党が勝利していわゆる「ねじれ議会」となりました。先日の公民の授業で、アメリカの政治について説明したので、ご紹介したいと思います。

トランプ

アメリカは大統領制ですので、日本で言う国会にあたる連邦議会の議員と、大統領のそれぞれが国民による選挙で選ばれます。日本の「国民が国会議員を選挙で選び、国会が内閣総理大臣を指名する議院内閣制」とはその点が大きく違います。アメリカの大統領は任期が4年で、上院は各州から2名ずつ選出され州の代表と言う意味合いが強く任期が6年なので2年ごとに3分の一ずつ選挙が行われます。そして下院はほぼ人口に比例して選挙区が分けられていて、任期は2年です。ですからアメリカでは2年ごとに大きな選挙があり、大統領選挙と議会選挙が行われるときと、議会選挙だけが行われるときがあり、議会選挙だけのときを中間選挙といいます。アメリカではトランプ大統領の与党である共和党と、オバマ前大統領の与党であった民主党の2つの政党が政治をリードする二大政党制の政治が長く続いています。今回の中間選挙では、下院で野党の民主党が勝利したため、トランプ大統領が政策を実行する際に、下院での賛成が得られないというケースがこれから増えると予想されています。


先日の授業でも紹介したのですが、日本の議院内閣制は、国民が総理大臣を選べないことが大きな欠点です。それに対してアメリカの場合は大統領と議会が対立する「ねじれ状態」が発生するのが弱点と言えます。記憶に新しいところでは2014年に当時の民主党のオバマ大統領に対して、下院の多数派だった共和党が激しく抵抗し、予算が期限までに成立せずに大きな混乱を招いたことがあります。また、古くは民主党のウィルソン大統領が提案して創設された国際連盟に、共和党優位の議会による反対でアメリカが参加しないという事態になったという例もあります。日本の場合は議院内閣制なので、基本的には首相を支持する与党が国会で多数派であることが多く、参議院で野党が多数となる「ねじれ国会」の場合にも「衆議院の優越」というルールがあるため、予算が成立しないといったことはほぼ考えられません。このように言うと日本の方が良いように聞こえてしまうかもしれませんが、アメリカでのねじれも単なる欠点だけとも言い切れず、急速な政治の変化を抑えるためにバランスをとる役割を果たしているという見方も可能です。いずれにしても、今後のアメリカの政治の行方は注目する必要があると言えそうです。


大統領制も議院内閣制もそれぞれ一長一短ですので、その特徴をしっかりと理解してもらえるように、今回のニュースなどの例も紹介しながらまた教えていきたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。




ウィルソンウィルソン大統領



本日は「ウィルソン大統領」に関するクイズです。ウィルソン大統領が参加したパリ講和会議で調印された第一次世界大戦の講和条約は何条約でしょう?(ヒント:「~~のバラ」という有名な漫画がありますね。)



解答を表示する


答えは「ベルサイユ条約(ヴェルサイユ条約)」でした。クイズに挑戦して頂いてありがとうございました。





進学塾アルファ狭山校のホームページへはこちらからどうぞ。



↓リンク先にも、参考になるブログサイトがたくさんありますので、お時間がありましたら
クリックしていただけると嬉しいです。また、勉強に関する質問、お悩み相談のコメントも大歓迎です!
にほんブログ村 教育ブログ 塾教育へ
にほんブログ村


関連記事

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

進学塾アルファ 狭山校

Author:進学塾アルファ 狭山校
進学塾アルファ狭山校のホームページへはこちらからどうぞ。

最新記事
カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
36位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
塾・予備校
5位
アクセスランキングを見る>>
QRコード
QR
来塾者数